過去の公演
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第5回 チャリティー公演
2014年5月5日 調布市グリーンホール小ホール
「銀河鉃道に乗ったサギ」
第4回 新春プレビュー公演
2014年1月26日 調布市つつじヶ丘児童館ホール
「銀河鉃道に乗ったサギ」
第3回 クリスマスパフォーマンス公演
2012年12月16日 緑ケ丘福祉センター大ホール
「外郎売りとだるま空手」
歌舞伎では古くから現在も伝統の演目となっている『外郎売り』。役者を目指す者なら一度は必ず『外郎売り』の口上を発声練習の一貫として経験するものである。劇団 真怪魚も例外ではない。日頃の稽古『外郎売り』を観客参加型のパロディー形式にしたのが第一部『外郎売り』だ。
まさか、自分達も発声練習をやらされるとは夢にも思わなかった観客だが、まんざらでもない。全観客が大きい声で発声のポイントを一緒にやると『外郎売り』の口上を大合唱・・なかなか思うようにいかず笑い出す人もいた。ラストは副座長ぐりんによる歌舞伎顔負けの『外郎売り』の熱演に観客は拍手喝采を送った。
第二部「だるま空手」はこれも日頃、劇団真怪魚の基本となる稽古である。武術武道40年のキャリアを持つ真崎座長が空手を中心に、武術の様々な長所を取り入れたのが「だるま空手」だ。他の劇団では身体の基礎作りのために参考程度に武術を稽古に取り入れるところもあるが、真怪魚は本格的な武術武道特訓が日頃行われている。これをパフォーマンス形式にしたのが第二部である。
まさか、これは参加型ではないだろうと思い込んでいた観客だったがこれも実はいろいろやらされる羽目になる。しかし、ここまで来ると観客には大ウケで子供から大人まで積極的に舞台に上がって次々に挑戦するようになっていた。クライマックスは全観客が正拳突きの指導を受けて二人の若者が板割りに初挑戦。見事にたたき割り観客は拍手喝采を送った。
最後は座長の手刀による自然石割りである。多摩川で拾ってきた大人の拳(こぶし)3つくらい合わせたような大きい自然石を観客に種も仕掛けもないことを確認させた上で石割りが始まった。ところが10回ほどやっても石が割れず「危ないからもうやめてー」と叫ぶ観客も出るほど。しかし座長は諦めずついに自然石を割った。
なかなか割れなかったことがかえつて観客に感動を与えたのだろう。割れんばかりの拍手がいつまでも鳴り響いていた。「次回作は、振り込め詐欺の問題を扱った物語が舞台になります」座長はそう言ってパフォーマンスを締めくくった。
【キャスト】ねこまたぐりん・村敏蔵・赤井ちあき・加藤優希・中積仁・怪忠・真崎明
【スタッフ】構成・演出:真崎明 演出補:ねこまたぐりん 撮影:西庄久雄 音楽:那音弥 進行:間島浩一
第2回 クリスマスチャリティー公演
2010年12月10日調布グリーン小ホール
「小さな王子とよだかの星」特別編 ~サン=テグジュペリと宮澤賢治の融合~
銀河スクールの生徒たちの修学旅行は銀河鉃道(山猫8号)に乗って地球星イーハトーブへの旅だった。銀河スクールでも有名な星、それが「よだかの星」なのである。彼らは敬慕するよだかの物語「よだかの星」を列車の中で朗読(演技入り)しながら山猫8号終着駅サハラ砂漠ステーションに向かっていた。
無事に地球に到着すると、修学旅行生たちと入れ違いに乗ってきたのは小さな王子とよだかを脅して苦しめていたタカだった。サハラ砂漠ステーションから再び小さな星「B612」に向かう銀河鉃道(山猫8号)。小さな王子とタカのとんでもない旅が始まった。
劇団真怪魚第二回公演となった『小さな王子とよだかの星』は前作を遥かに越えるストーリーとスケールで公演された。会場も調布市グリーン小ホールとなり観客300人を動員し満席御礼となった。公演にはアメリカやハワイ、北海道や九州からファンが駆けつけ笑いの渦で終始包まれ、クライマックスでは前作同様数多くの人々がすすり泣く声で会場はいっぱいになった。大盛況となった本公演は「絆を結ぶ」がテーマだったが、時代を先読みしていた劇団真怪魚の今後の活動はさらに注目の的となるに違いない。
【キャスト】那音弥・鷹山三四郎・村敏蔵・江村なつ・怪忠・真崎明・望月亀太郎 他
【スタッフ】脚本・演出:真崎明
演出補:ねこまたぐりん 美術:園山阜稔・竹内ひとみ
撮影:西庄久雄 音楽:那音弥
メインデザイン:しんざきあきら 協力:ヨーダヒデキ 他
劇団真怪魚 旗揚げ公演
2009年12月23日狛江市PushPullホールにて
「小さな王子とよだかの星」旗揚げ公演
「約束を守らなければ必ずお前を食い殺す」
タカはよだかにそう言って脅していたが、よだかは森を逃げ出してしまった。よだかを探して銀河中をかけめぐっていたタカは疲れ果てて銀河鉃道に飛び乗った。乱暴に腰こけたタカの目の前には小さな王子がチョコンと座っていて・・・。
世界中で愛されるサン=テグジュペリ作「星の王子様」と日本を代表する童話作家・宮澤賢治「よだかの星」と「銀河鉄道の夜」の物語の登場人物が出会ったらどんなことになるだろうか。「絆」をテーマにファンタジックストーリーで描かれた本作品は劇団真怪魚の旗揚げに相応しい公演となった。
アットホーム的な公演会場そのものが電車の一車両となり観客が登場人物たちと一緒に銀河を旅しているような感覚になっていく。クライマックスでは王子が泣きながらタカを諭してゆくシーンになると会場内はすすり泣く声があちこちで聞かれた。公演は昼の部と夜の部の二回だったがいずれも満席、大好評で幕を閉じた。
【キャスト】那音弥・間島浩一・火星ねこ・望月亀太郎・しんざきあきら
【スタッフ】脚本・演出:真崎明
演出補:ねこまたぐりん 撮影:西庄久雄 美術協力:ヨーダヒデキ 音楽:那音弥
主題歌:星の絆 歌 ねこまたぐりん
(文:仙川新一)